ラジオCM部門 入賞作品リスト

ラジオCM部門審査委員長

澤本 嘉光

ラジオをラジコで聞けることが広まり、若い人にも“ながら聴取”ができるラジオが
再び関心を持たれ出して来ている最近ですが、ラジオCMにも若い制作者の関心が
戻りつつあります。応募者の年齢もかなり若い人が目立ち出しており、
それに対応して審査する側も若い意見をきちんと吸い上げることができるかが
一つの目標になりました。ラジオ番組に出る立場でもある乃木坂４６の橋本奈々未さんが
その役割を十分に審査委員として果たしてくれましたし、グランジ遠山さん、ダイノジ大谷さん、
といったしゃべり手、BRUTUSの西田編集長、といった、ラジオを制作する側だけではなく、
話す側、批評する側のプロにも今年も審査委員として参加していただいた結果、制作者が応募したい賞、
審査委員に聞いて欲しいと思える賞、にさらに変わっていきつつあるという流れを感じ取れています。
受賞作も、グランプリが、圧倒的な原稿力、演技力が放送時にネットでも話題になっていた作品が選ばれたことに代表されるように、 今やラジオCMはただ流すだけでなくコンテンツとしてネットで拡散する時代になったという象徴になっているものが選べたと思っています。
動画の表現の基本は、実は音声。その点で、ラジオCMを追求することがきっと動画の表現の向上、教育に役に立つはずです。
ACCのホームページで今回の受賞作を是非実際に聞いていただいて、ラジオCMの楽しさ、奥の深さを是非感じて欲しいと思います。
そして来年は是非若いみなさんが受賞すべく応募してくれる事を心待ちにしています。