嶋審査委員長 審査講評
とにかく楽しい審査で示唆に富んでいました。審査の時一番に考えたことが、ラジオを聴いている人にリアルに響く広告であるかどうか。そういうわけで、審査には我々広告制作者だけでなく、ラジオ放送やリスナーの気持ちに精通している番組の制作者やパーソナリティを務める方にも参加いただきました。実際にラジオでしゃべられている方は、絶えずリスナーの反応を計算しながらトークをしているわけで、掛け合いにおける間のつくり方や、音の作り込みに対するリスナーの反応などリアリティのある指摘が多く刺激的でした。radikoやスマートスピーカーの登場でラジオを聴く人達やシチュエーションも変わっていくのではなどラジオ放送の未来についても議論が活発に行われました。
グランプリは大日本除虫菊の<金鳥少年2017>を選出しました。このシリーズは昨年の受賞作でもあるのですが、複数年にわたりラジオリスナーの心を捉えるストーリーを紡ぎだした点も評価されました。ラジオは人々の日々の生活に寄り添うメディアで、反復して聴かれるメディアです。そういうメディアの中でCMだって一つのコンテンツとして楽しんでもらっていいはずです。大沢くんと高山さんの二人の絶妙な掛け合いや、計算され尽くされたコピーも高く評価されました。
総務大臣賞 / ACCグランプリ
ACCゴールド
ACCシルバー
ACCブロンズ
ACCファイナリスト
ACC地域ファイナリスト
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アンダー29
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