2020年審査委員紹介 クリエイティブイノベーション部門

クリエイティブイノベーション部門
審査委員長

米澤 香子 Kyoko Yonezawa
  • Wieden+Kennedy Tokyo
    Creative Tech Director
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事
Cannes Lions Titanium Grand Prix、D&AD Black Pencil、文化庁メディア芸術祭大賞など多数受賞。
Cannes Lions、D&AD、One Show、など国内外のアワードの審査員を歴任。
主な仕事に、Honda「dots now」「RoadMovies」「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」、JAXA「THE SPACE HANGOUT」、Olympus 「Play Air」、ispace 「HAKUTO」など。
プロフィール
大学で航空宇宙工学、大学院でHuman Computer Interactionを専攻。在学中未踏IT人材発掘・育成事業に採択されCat@Log:Human Cat Interaction Platformを開発。
2010年電通入社。テクノロジーの関わる領域において、研究開発業務や、企業のキャンペーンプランニングからサービス企画開発・プロダクトイノベーションまで幅広く行う。2015年より約2年半ベンチャー企業に出向し、CI策定からプロダクトデザインまで一貫してクリエーティブ・ディレクションを手掛ける。2020年よりWieden+Kennedy Tokyo 所属。
猫が好き。
審査委員長メッセージ
この度は新型コロナウイルスによる被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
おそらく日本中すべての方が、なにかしら生活や活動に影響を受け、苦しい思いをされたかと思います。さまざまなものが停滞し、時代の転換期を迎える今、改めて思うのは「世の中を前にすすめる力」がいかに尊いかということです。
本クリエイティブイノベーション部門は、未来を創り出す、世の中を動かす可能性のあるアイデアとテクノロジーとの掛け算で産み出されたプロダクト&サービスと、プロトタイプを評価する部門です。
それは世紀の大発明かもしれないし、小さな工夫で大きな変化をもたらすような画期的なアイデアかもしれないし、人々の笑顔をちょっとだけ増やすステキな取り組みかもしれません。
苦境の時代だからこそ、この賞のもとに集った「世の中を前にすすめる力」を褒め、発信・定着させるお手伝いが少しでもできればと思っています。
企業、スタートアップ、研究機関に限らず、さまざまな分野からのご応募お待ちしています。

クリエイティブイノベーション部門 審査委員

岩下 恵 Kei Iwashita
  • IDEO Tokyo
    Design Director
プロフィール
ディレクターとして、企業の新たな成長を可能にする人中心のイノベーティブなビジネス・モデルの開発を担当。以前は、IDEOサンフランシスコのフードスタジオで、グローバルな食品環境を変革する新商品・サービスのデザインに携わっていた。また、Bain & Companyにてコンシューマー商品からプライベート・エクイティまで多岐に渡る業界の戦略、新規事業開拓、サプライチェーン管理およびM&Aを担当していた。Spotify Japanの4人目の従業員として入社し、同社のサービス立ち上げに尽力。スタンフォード大学経営大学院にてMBAを、ブラウン大学にて有機化学学士号を取得。週末はたまに間借りカレー屋さん。
小野 直紀 Naoki Ono
  • 博報堂
    『広告』編集長/monom代表
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
ACC クリエイティブイノベーション部門 ゴールド・シルバー・ブロンズ(2018、2017)、文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 優秀賞(2017)、グッドデザイン賞 グッドデザイン・ベスト100(2016〜2019)、日本空間デザイン賞 金賞(2018)など

【審査委員歴】
カンヌライオンズ・プロダクトデザイン部門審査委員(2018)など

【主な作品・仕事】
雑誌『広告』(2019〜)、ELI(2017)、Qoobo(2017)、Pechat(2016)、Lyric speaker(2015)など

プロフィール
クリエイティブディレクター、プロダクトデザイナー。1981年生まれ、大阪育ち。2008年京都工芸繊維大学造形工学科建築コース卒業後、博報堂に入社。空間デザイナー、コピーライターを経てプロダクト開発に特化したクリエイティブチーム「monom(モノム)」を設立。社外ではプロダクトデザイナーの山本侑樹とともに家具や照明、インテリアのデザインを行うデザインスタジオ「YOY(ヨイ)」を主宰。2015年より武蔵野美術大学非常勤講師。2019年に博報堂が発行する雑誌『広告』編集長に就任。
木下 真吾 Shingo Kinoshita
  • NTT 研究所/主席研究員・研究部長
  • 大阪芸術大学 アートサイエンス学科/客員教授
  • 電通 Dentsu Lab Tokyo/客員主席研究員
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【最近の主な仕事】
・市川染五郎ラスベガス歌舞伎バーチャル座・変身歌舞伎、超歌舞伎、SXSW2017 Cyber Teleportation Tokyo、Swarm Arena with Ars Electronica、スポーツ観戦の再創造展など企画推進
・Docomo Future Experiment vol.1, 4、新国立競技場ONE RACEなどの通信のR&D協力

【受賞歴】
情報処理学会 最優秀論文賞・研究開発奨励賞、画像電子学会 画像電子技術賞
2016 クールジャパンマッチングアワード グランプリ、2017 ACC ニューテクノロジー賞、2018 SPIKES ASIA 入賞、デジタルサイネージアワード グランプリ
(R&D協力)2018 カンヌライオンズ ブロンズ、ONE SHOW ブロンズ、ACC グランプリ、コードアワード グランプリ、2019 ACC シルバー、など

プロフィール
大阪大学卒、ロンドン大学University College London大学院修了
NTT研究所にて、通信や暗号、AI関連の研究開発および海外研究所設立やベンチャー提携などに技術経営に従事したのち、現在は、2020オリパラに向けた新しいスポーツ観戦映像技術の研究開発や社会課題解決に向けたインクルーシブデザイン、歌舞伎や音楽ライブのエンターテインメント分野やメディアアート分野へのICT活用推進を統括
専門は、メディア処理技術、UI/UX、通信プロトコル、情報セキュリティ、機械学習、サービスデザイン、技術経営
キリーロバ ナージャ
Nadya Kirillova
  • 電通
    クリエーティブ・ディレクター
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事
Cannes Lions Titanium Grand Prix, D&AD Black Pencilなど多数受賞。Cannes Lions, D&AD, Clio, OneShowなど審査員歴多数。
プロフィール
ソ連レニングラード(当時)生まれ。ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダの6カ国の地元校で教育を受けた。入社後、さまざまな領域に取り組むクリエーティブとして活動。2012IMF世銀総会、おかしな自由研究(森永製菓・JAXA)、Sound of Honda / Ayrton Senna 1989など国内外のプロジェクトを幅広く担当。アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所メンバーとして、自身が体験した世界の多様でアクティブな教育のことを、コラム連載や絵本「ナージャの5つのがっこう」(大日本図書)やワークショップにし、日本の教育にもっとクリエーティビティを吹き込みたいと思っている。
徳井 直生 Nao Tokui
  • 慶應義塾大学/准教授
  • Qosmo/代表取締役
  • Dentsu Craft Tokyo/Head of Technology
プロフィール
アーティスト。Computational Creativity and Beyondをモットーに、AIと人の共生による創造性の拡張を模索。AIを用いたインスタレーション作品群で知られ、MoMA(ニューヨーク), Barbican Centre(ロンドン)、InterCommunication Center(東京)などで展示を行う。2019年5月にはGoogle I/Oに招待され、Google CEOのキーノートスピーチをAIを用いたパフォーマンスで盛り上げた。東京大学 工学系研究科 電子工学専攻 博士課程修了。工学博士。
中西 裕子 Yuko Nakanishi
  • 資生堂 R&I戦略部
    資生堂オープンイノベーションプログラムfibonaプロジェクトリーダー
プロフィール
大学で物質理学(化学系)修士課程修了後、(株)資生堂へ入社。 スキンケア商品の処方開発研究、化粧品基剤の基礎研究、デザイン思考的アプローチを用いた研究テーマ企画を経て、現在は、R&D戦略、新規研究企画の立案、資生堂オープンイノベーションプログラムfibonaのプロジェクトリーダー。
中村 洋基 Hiroki Nakamura
  • PARTY/Creative Director, Founder
  • ヤフー/MS統括本部 ECD
プロフィール
2000年より電通で、斬新なアプローチのバナー広告を次々と発表し、やがてデジタルキャンペーン全体を手がけるようになる。
2011年独立・PARTY共同設立。
カンヌ国際広告祭、One Show、D&ADなど国内外250以上の広告賞を受賞。審査員歴多数。ヤフー(株)MS統括本部ECD、電通デジタル客員ECDを兼任。「ネット広告を“好かれ者”に」をミッションに、広告領域のビジネス開発を担う。TOKYOFM「澤本・権八のすぐに終わりますから」毎週ゲスト・進行役。表参道のコーヒーショップ「TINTO COFFEE」運営。
福原 志保 Shiho Fukuhara
  • グーグル/テクノロジーインテグレーションリード
  • bcl
  • HUMAN AWESOME ERROR
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

▼受賞歴
2019
World OMOSIROI Award 6th Winner, Individual
Honorary Mention, STARTs Prize 2019 - Ars Electronica, BLP-2000 / Black List Printer

2017
WIRED Audi INNOVATION AWARD, Individual

2016
The Grand Prix at Cannes Lions, Product Design, Project Jacquard
CHI 2016 Best Paper, Project Jacquard
D&AD Awards, Graphite Pencil in Digital Design, Project Jacquard
D&AD Awards, Wood Pencil in Product Design / Innovative Product Design, Project Jacquard
Forbes Magazine, 55 Japanese Women with a Sense of Mission, Individual

2014
Innovator, Inno-Vation Award, Ministry of Internal Affairs and Communications
Bio Fiction "SCIENCE ART FILM FESTIVAL, Film Shortlisted

2009
Ars Electronica, Honorary Mention, Common Flowers/Flower Commons Project

2008
Nam June Paik Award Exhibition, Finalist, Common Flowers / Flower Commons

2004
‘Biology in Business – Pitch your Idea’ Competition, 2nd Prize, Biopresence
Swiss Media Art festival VIPER, Grand Prize, Biopresence
National Endowment for Science, Technology and Art, (NESTA), Graduate Pioneer Award, £35,000 investment, Biopresence

2003
The London Science Museum ‘Product of the Future’ Award, Biopresence

▼審査員/審査委員歴
D&AD
Ars Electronica
Wired Creative Hack Award YouFab Global Creative Award Japan Media Art Festival

プロフィール
2001年、セントラル・セント・マーチンズのファインアート学士過程を、2003年ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのインタラクション・デザイン修士課程を修了。
同年に、ゲオアク・トレメルとともに英国科学技術芸術基金のパイオニア・アワードを受賞し、バイオプレゼンス社をロンドンで設立。
その後、2007年より活動拠点を日本に移し、アーティスティック・リサーチ・フレームワークBCLを結成。
また2014年より、テクノロジーと工芸、身体性と審美性と物質性の関係が、我々の意識にクリティカルに介することに注目し、日常に知能を与えるための新技術とプラットフォームの開発に従事している。
坊垣 佳奈 Kana Bogaki
  • マクアケ/共同創業者・取締役
プロフィール
同志社大学卒業後、2006年に株式会社サイバーエージェントに入社。株式会社サイバー・バズの他ゲーム子会社2社を経て、2013年 株式会社マクアケ(当時:株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング)の立ち上げに共同創業者・取締役として参画。主にキュレーター部門、広報プロモーション、流通販路連携関連の責任者としてアタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」の事業拡大に従事しながらも、 様々な地方エリアでの講演や金融機関・自治体との連携などを通した地方創生にも尽力。また、マクアケには女性社員が多く、多様なライフスタイルを望む若い世代の活躍推進を意識した組織運営を推進している。
松島 倫明 Michiaki Matsushima
  • 『WIRED』日本版 編集長
プロフィール
テックカルチャー・メディア『WIRED』日本版編集長として「ニューエコノミー」「デジタル・ウェルビーイング」「ミラーワールド」「ナラティヴと実装」「地球のためのディープテック」「フューチャーズ・リテラシー」「Sci-Fiプロトタイピング」などを特集。東京都出身、鎌倉在住。1996年にNHK出版に入社、翻訳書の版権取得・編集・プロモーションなどを行なう。2014年よりNHK出版放送・学芸図書編集部編集長。手がけたタイトルに、ベストセラー『FREE』『SHARE』『MAKERS』『シンギュラリティは近い』のほか、2015年ビジネス書大賞受賞の『ZERO to ONE』や『限界費用ゼロ社会』、Amazon.com年間ベストブックの『〈インターネット〉の次に来るもの』など多数。2018年6月より現職。
盛島 真由 Mayu Morishima
  • Beyond Next Ventures
    執行役員
プロフィール
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、生命科学博士
2014年4月マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。製薬企業・医療機器企業の、新規製品上市・マーケティング戦略・新規市場開拓などのプロジェクトに従事

2016年10月に当社参画
主な担当領域:バイオテクノロジー、創薬、デジタルヘルス、及び海外展開支援。アクセラレーションプログラムBRAVEの運営
暦本 純一 Jun Rekimoto
  • 東京大学/教授
  • ソニーコンピュータサイエンス研究所/副所長
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事
グッドデザイン賞(2004, 2009, 2012 ベスト100,2016)受賞
日本文化デザイン賞(2003)、iF Communication Design Award (2005) 受賞
グッドデザイン賞審査委員(2011-2015)、国際学会議長(ACM UIST, Ubicomp等)
研究成果:NaviCam, SmartSkin, Squama, JackIn, SottoVoce
プロフィール
東京大学情報学環教授・ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長。
世界初のモバイルAR(拡張現実)システムを90年代に試作、マルチタッチの基礎研究を世界に先駆けて行うなど常に時代を先導する研究活動を展開している。現在は人間拡張(ヒューマンオーグメンテーション), 人間とAIの融合ためのテクノロジーを追求。日本文化デザイン賞、ACM SIGCHI Academyなどを受賞多数。
PAGE TOP