2018年審査委員紹介 メディアクリエイティブ部門

メディアクリエイティブ部門 審査委員長

小山 薫堂 Kundo Koyama
  • 放送作家/脚本家
  • 京都造形芸術大学副学長
プロフィール

1964年熊本県天草市生まれ。日本大学藝術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。「カノッサの屈辱」「東京ワンダーホテル」「ニューデザインパラダイス」など、斬新な番組を数多く企画。「料理の鉄人」(1995年)「トリセツ」(2003年)は国際エミー賞に入賞した。

2008年公開の「おくりびと」で脚本を担当し、第60回読売文学賞戯曲・シナリオ部門賞、第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語映画賞を受賞。

現在テレビでは、「ZIP!」(日本テレビ)や「小山薫堂 東京会議」(BSフジ)などに携わり、テレビや映画以外でも、ライフスタイル誌のエッセイ連載、小説、絵本翻訳、作詞など、幅広い執筆活動を展開。

著書に、絵本「まってる。」「いのちのかぞえかた」(共に千倉書房)、「考えないヒント」「もったいない主義」(共に幻冬舎新書)、「恋する日本語」(幻冬舎文庫)、「ライカと歩く京都」(PHP研究所)などがある。

その他、熊本県地域プロジェクトアドバイザー、下鴨茶寮主人、京都館館長、京都観光おもてなし大使、文化庁「日本遺産審査委員会」委員など、多くの政府・地域・企業のアドバイザーを務める。

審査委員長メッセージ

「メディアとアイデア」あるいは「メディアとメディア」をつなぐ企画力・クリエイティビティが時代に求められています。

優れたアイデアがどのメディアに出会い、あるいはどのメディアで活用できたか、そのチャレンジと化学反応の結果に着目して審査をします。

そして、メディアのアセットを活用した仕掛けや取り組みが、どのように世の中の人々に伝わったか。その結果、どれだけの人を幸せにしたり、影響を与えたりすることができているか。クライアントと作り手がきちんとゴール設定をして、そのゴールテープをきちんと切ることができているか、など色々な視点から評価したいと思います。

審査委員は昨年と同様、クライアント・テレビ局・ラジオ局・インターネットメディア・広告会社といった、メディアのクリエイティブにかかわる多様なジャンルの人材で構成しました。

様々なメディアビジネスで挑戦する皆さんの、優れた仕掛け・取り組みに出会えるのを楽しみにしています。

メディアクリエイティブ部門 審査委員

大澤 あつみAtsumi Osawa
  • トヨタ自動車
  • 国内企画部 メディアチーム 主任
プロフィール
2009年トヨタ自動車入社。
法人営業にて、官公庁向け車両の調達・商品企画の担当を経て、2015年より広告宣伝に携わる。
部署横断のチームづくりを得意とし、”軽じゃないK”「PASSO」やグローバル戦略車「CAMRY」など、車種コミュニケーションの戦略立案から、制作、施策展開まで手掛ける。「PASSO」では、コミュニケーション戦略を考察し「JAA広告論文」銀賞受賞。
現在は、デジタルとマスの最適なメディアプランニングに向け、ブランド指標やデジタル指標などの各種KPIの標準化や、マーケティングダッシュボードの構築/運用、エリア別マーケティング方針の策定などに取組む。
好きな漫画はキングダム。
佐藤 宏Hiroshi Sato
  • 広島テレビ放送
  • 報道制作局長
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事
主なドキュメンタリープロデュース作品に「せんせーできたっ!~カリスマ校長の百ます革命~」(2004)、「被爆カルテ~ある町医者と空白の10年」(2006)、「ピカがうつる~女性被爆者と空白の10年~」(2007)、「伝承者~あの日を知らない語り部たち~」(2012)、「無言の語り部~ヒバク遺品は訴える~」(2014)、「山津波 宅地開発の死角~広島市土砂災害の教訓~」(2014)、「街角の凶器~樹木に潜む危険~」(2014)、「平和宣言~ヒロシマは語る~」(2015)以上『NNNドキュメント』。
映画『いしぶみ~忘れない。あなたたちのことを~』(是枝裕和監督、綾瀬はるか出演)(2015)
プロフィール
1991年、早稲田大学卒業後、広島テレビ放送入社。記者、カメラマン、NNNニューヨーク特派員、報道部長、制作部長、営業部長、東京支社営業部長などを歴任。2016年11月から報道制作局長。
嶋田 三四郎Sanshiro Shimada
  • 博報堂DYメディアパートナーズ
  • エクゼクティブマネージャー/プロデューサー
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
Cannes Lions 2007 メディア部門(ブロンズ)
ADFEST 2007 サイバー部門(ゴールド)

【審査委員歴】
ADFEST 2017 MEDIA LOTUS & EFFECTIVE LOTUS
SPIKES ASIA 2017 MEDIA

プロフィール
メディア&コンテンツの特性を活かしたクリエイティビティとテクノロジーの掛け合わせによる統合コミュニケーションプロデュース。テレビ番組、ラジオ番組、イベント、デジタル等、幅広いソリューションを実現するメディア・コンテンツプロデューサー。
立本 洋之Hiroyuki Tachimoto
  • フジテレビジョン
  • 編成局第二制作室長
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
2005年日本民間放送連盟賞・テレビエンターテインメント番組部門最優秀賞
BSフジ「HIT SONG MAKERS ~栄光のJ-POP伝説~ 筒美京平編」

【主な作品・担当番組】
LUNA SEA, THE YELLOW MONKEY, 吉井和哉, Acid Black Cherryなど音楽ライブDVD作品・PV
BSフジ「カンニングのDAI安☆吉日!」「小山薫堂・東京会議」「辻井伸行 世界音楽紀行シリーズ」「HIT SONG MAKERS ~栄光のJ-POP伝説~シリーズ」「無意味良品」「Speak in Music」「ずっと好きな歌」「MUSIC:S」など

プロフィール
1990年京都大学工学部卒業後フジテレビ入社。
第二制作部、国際局を経て1994年~ロンドンFuji International Productionsへ異動、「BEAT UK」など音楽番組を中心に手掛ける。インターネット黎明期でもあり、フジテレビにまだオフィシャルサイトが無かった当時fujiint.co.ukというサイトを立ち上げ、フジテレビの音楽番組サイトやQUEENのオフィシャルページなどを開設。
2000年帰国、BSフジの開局に携わる。BSフジではデータ放送事業部、編成部を経て2010年~編成部長、2013年~編成局長兼部長。2016年7月、16年ぶりに地上に帰還。
谷口 洋一Yoichi Taniguchi
  • テレビ朝日
  • 営業局 タイムマーケティング部 部長
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
2000年度 ギャラクシー賞奨励賞テレビ部門 「プロ野球ってナンだ!?」
2002年度 ギャラクシー賞奨励賞テレビ部門 「NANDA!?」

【その他経歴】
2017年 アドテック東京2017 アドバイザリーボードメンバー
2017年 アドバタイジングウィークアジア2017 スペシャルアドバイザリーボードメンバー

【主な担当番組】
AFCサッカーW杯アジア最終予選中継他、スポーツ中継全般
とんねるずのスポーツ王は俺だ!!
やべっちF.C.
Get Sports

プロフィール
1993年、全国朝日放送株式会社(現・株式会社テレビ朝日)入社。
スポーツ局にて、プロ野球・サッカー中継・番組等のディレクター・プロデューサーを歴任。
2008年に編成制作局に異動後、スポーツビッグプロジェクト担当部長、総合戦略部長を経て、2012年から編成部長に就任。地上波編成の責任者として、番組編成・企画全般に携わる。
2016年より営業局メディアマーケティング部長として、様々な企画セールス展開、AbemaTV等デジタルメディアのセールス戦略を統括。
村本 美知Michi Muramoto
  • アサツー ディ・ケイ
  • エクスペリエンス・デザインセンター リ・マーケティング本部長 兼 EXデザイン局長
プロフィール
1997年より国内大手化粧品会社担当営業として、制作、調査、PR、店頭プロモーション、キャンペーン、サイト制作、雑誌などの業務に従事。その後、新聞雑誌営業推進局雑誌営業推進グループに所属し雑誌プランニングを、2004年からはクロスメディアに所属し“360°”クロスメディアプランニング、戦略的PR、メディアオーナーマーケティングなどに従事する。
2009年から2年間、米国ニューヨークでGroupMのメディアエージェンシー Maxus North Americaでデジタルプランニングなどのインターンシップを経て、2011年からは、海外デジタルプラットフォームの導入サポートやメディアオーナーの新規ビジネス開発、クライアント案件の戦略立案からアクティベーション施策までワンストップでのプランニングを手掛けた。2015年にはデジタルを中心とした統合コミュニケーション戦略立案・プランニング業務を担当した。
2016年以降、ターゲットとブランドを繋ぐコンテクストを、メディア(コンテンツ)戦略も含んで一気通貫してプランニングする現職を率いる。
森川 亮Akira Morikawa
  • C Channel
  • 代表取締役
プロフィール
1989年筑波大学卒、日本テレビ入社。1999年、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程を修了しMBA取得。その後ソニーに入社。2003年ハンゲームジャパン(現LINE株式会社)入社、07年社長。2015年3月、同社代表取締役社長を退任。同年4月、C Channel株式会社代表取締役に就任。
森田 太Futoshi Morita
  • TOKYO FM
  • 執行役員 編成制作局長 兼 グランド・ロック 代表取締役
プロフィール
早稲田大学卒業後1992年4月にTOKYO FM入社。
95年にジャパニーズヒップホップ界の伝説的な草分け番組「ヒップホップナイトフライト」を立ち上げた後、99年には同局の番組「やまだひさしのラジアンリミテッド」をスタート。第37回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞受賞。「福山雅治のTALKING FM」、小林武史氏とのコラボレーションによる「ap bank Radio」、箭内道彦氏のラジオ「風とロック」など数々の話題性のある番組を創出し、2005年には中高生を中心に10代に圧倒的な支持を誇る番組「SCHOOL OF LOCK!」を誕生させる。同番組では第3回日本放送文化大賞ラジオ部門でグランプリ受賞。また「SCHOOL OF LOCK!」から派生した10代限定の夏フェス『閃光ライオット』『未確認フェスティバル』からは、多くの新人アーティストを輩出。
2016年の9月には、TOKYO FM内にクリエイティヴ会社「GRAND LOCK」を設立。
ラジオというメディアを用いて全国の若者を扇動する立役者である。
湯川 昌明Masaaki Yukawa
  • 電通
  • 2020プロデュースセンター局長
プロフィール
1991年電通入社。テレビメディアを中心にタイムビジネス/スポットビジネス/コンテンツ企画ビジネスに従事。広告主のソリューション開発を目的とし、番組制作や映画など映像を核としたコンテンツビジネスに携わる。
2007年動画配信ビジネスを共同出資で立ち上げ、取締役として出向。編成・製作・営業を担当し、テレビモニター上でのADVOD,SVOD,TVODの他eコマースビジネスに従事する。帰任後MCプランニング局でメディアプランニング業務、ラテ局に帰任しラジオテレビ局でコンテンツ文脈を活用した広告設計とデータとデジタルビジネスのプロジェクトリーダーを務める。現在は2020プロデュースセンターの局長として、東京オリンピック・パラリンピックに関わる企画開発、プランニングを中心に、2020年の関連事業を開発、推進している。
和田 龍夫Tatsuo Wada
  • サントリービール
  • 執行役員 マーケティング本部長
プロフィール
1987年サントリー入社。宣伝・マーケティング担当として20数年にわたり活躍。2008年よりサントリー酒類宣伝部長に就任。角ハイボールやザ・プレミアム・モルツのムーブメントを仕掛ける。2011年には東日本大震災に際し、被災地の方々を勇気づけるべく、いち早く「歌のバトンリレー企画」(上を向いて歩こう)を実現させた。2014年からコミュニケーションブレンダーとして、日本郵便年賀状キャンペーンのコミュニケーションブレンダーも兼務。2016年よりサントリーコミュニケーションズにて、サントリーグループ全体の宣伝・コミュニケーションを統括する。2018年4月より現職、サントリービール執行役員マーケティング本部長に就任。