故・杉山 登志 氏
テレビ創生期から数多くのテレビCMを制作し、日本のテレビCMをリードしてきた。また国内外の賞を数多く受賞。彼の存在によりCMの質は飛躍的に向上したと言われている。美しさだけではなく、人間の機微を描くストーリーテリングにも秀でており、他の追随を許さなかった。
電通関西支社に所属し、「関西電気保安協会」「金鳥」などのユニークでインパクトの大きい作品を制作、特に「ハエハエカカカ」「チャップイチャップイ」「亭主元気で留守がいい」など、コトバのセンスが光るヒットCMを生み出した。また、数多くの「堀井組」といわれる俊才を輩出した。
日本で初めてコマーシャルソングを作ったと言われ、CMの創生期を常にリードしてきた。数多くのCMソングを生み、多くの人たちに口ずさまれた。TVCMと人々をいち早く結びつけた功績は大きい。トリロー門下生には、いずみたく、永六輔など、テレビ文化を拓く、多くの才能も輩出した。