2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 入賞作品リスト ブランデッド・コミュニケーション部門 Bカテゴリー

尾上審査委員長 審査講評

装いあらたにさまざまな出自の審査委員で構成した新体制。
各々が手元のマイクを離さず議論を続けるような熱い審査になりました。
印象的だったのは、「タレントやインフルエンサーのアサインの解像度」「スキか緻密か」といった議論です。興味が細分化していく時代に、何を仲間に選ぶかの解像度、どこまでユーザーが入り込めるようにするか、といった編集的視点が重要なのだと思いました。また、「IPからの距離の適切さ」も議論に。細分化とは逆に広い興味をつなぎとめるIPの活用事例が増えそうな中で、ファンを裏切らず新たな興味を獲得する手法もより求められていきそうです。
総じて、クラフトという概念は、あるひとつのベクトルに限られず、
ユーザーとの距離感の設計によってさまざまな軸が生じるのだと思わされました。
AカテゴリーのENDLESS DAWNは文句なしの満票。
実空間の感覚を拡張させる体験として評価されました。
Bカテゴリーは規模のSLAM DUNK、規制を逆手にとったアイデアのファブル、番宣から人気キャラを作り出したTAROMANで割れ、議論を重ねてTAROMANに。効率や最適の時代に、「でたらめをやってごらん」精神によってここまでの展開を見せられるんだという希望を感じさせてくれました。
Cカテゴリーは、おしゃべりひろゆきメーカーと友達がやってるカフェ/バーで二度のグランプリ投票に。議論を経て、ソーシャル時代だから生まれた緻密な設計の友達がやってるカフェ/バーを、あえてスキだらけだけれどそれ故に多くの人を巻き込んだおしゃべりひろゆきメーカーが抑えました。
それにしても、受賞に届かなかったものも含めて、アイデアや技術の百花繚乱でした。個人的には、時代を踏まえた大きな視点にたったメッセージや施策がもうちょっとあってもいいのかなと思いました。

総務大臣賞 / ACCグランプリ

ACCゴールド

ACCシルバー

ACCブロンズ

ACCファイナリスト

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