松村審査委員長 審査講評
マーケティング・エフェクティブネス部門の審査は、本当に面白く難しい。最終審査のプレゼンでは、プロジェクトの裏話や担当者の努力を聞けるので、さらに悩ましく審査委員の議論も白熱します。今年はいろんな企業の審査委員がいるこの賞の良さが活かされ、クリエイティブ視点とビジネス視点での意見をぶつけ合うことが出来ました。審査に関しては、基本の戦略・成果・クリエイティビティ加え、昨年大事にしていた「未来志向」さらに今年は「世の中に良い影響を与えたか」も大事にしたいと審査委員の方にお伝えし議論しました。 最終審査に残った作品は目的や規模感もさまざまですが、どの作品もマーケティング努力でしっかりリザルトを出されており、心打たれるものばかりでした。そんな中、グランプリの「丸亀シェイクうどん 市場創造」は画期的なアイデアでビジネス課題を解決するだけでなく、まさに市場を創造されていました。多くのお客さまにうどんを美味しく食べてもらいたいという努力は、大きなリザルトに繋がり、さらに海外にまで販路を広げて行かれる熱意は心に残りました。 審査を通じて、多くの企業の努力や拘り、素晴らしい想いに触れることが出来たことに心より感謝いたします。